この写真を見て、皆さんは何を思いますか？
エネルギーデザインを考えるとき、生態系のことを含めて考えなければならないと私は思います。例えば、太陽光発電のシステムをどこかに導入するとき、そのあと何が起こり得るかも考えなければいけません。導入することが目的なのではなく、それを手段としてどのような社会にしたいかを考えることです。何故この写真を選んだかというと、環境のことをより深く考えて欲しいからです。まずは汚染された川が見えますね。次に少年が川から何かを探していて、この少年は貧しいことが一眼で分かりますよね。タイでは、川沿いに住む貧困層の人々が川にゴミを投げ込んでいます。＜コングの音カンカーン＞

このプロジェクトは、ソーラーシステムの教育を通して社会の発展を目指しています。「Light Me Up Project」といいます。私たちは電力がない村に赴き、ソーラーシステムを設置しています。設置だけでなく、室外で授業を開き、環境について教えています。このシステムの設置後、子供達は都市の子供達と同じように、照明の下で勉強し、テレビを見ることができるようになりました。そのほかに、環境とどのように共存していくかワークショップも開いています。